この記事は、私の実家が台風で被害を受けた時のことについて書いています。
この記事を読めば、台風で被害を受けた時に火災保険など、どんな流れで対応すると良いか、がわかります。
この記事を書いている私は、自宅や実家、所有しているアパートなど火災保険を自分で申請して、トータル1500万ほど火災保険の認定金を受け取りました。すべて自分で申請していて、保険代理店は通さずに、直接 保険会社へ申請しました。そんな私が実家が台風で被害を受けた時の経験について書きました。
「本記事の内容」
被害の確認(写真を撮る)
先ずは、ぐるっと建物を見回ってみて、何か被害が無いかどうか確認します。
台風での被害だと、色んなものが飛んできていたりして、サンダルや靴裏の薄いもので歩いていると、尖ったものを踏んで怪我するかもしれないので足元に注意しながら、グルっと一周見てみます。見て回りながら、壊れている箇所などがあれば写真を撮っておきます。私の場合、先に片付けてしまうと、「台風の凄さ」が写真だと伝わりづらい気がするので、片付ける前に先に写真を撮ります。
ちなみに、実家が台風で被害を受けた時は、ガラス、軒天(ベランダの裏)、屋根瓦が台風で割れたり、ズレたりしていました。屋根瓦がズレたせいで、台所に雨漏りが発生し、内装が水で濡れてベコベコになってしまいました。
火災保険会社へ連絡
大規模な自然災害が発生すると、火災保険の受付もパンクする時があります。
とりあえず、受付だけ先に済ませるため、電話orネット受付で被害を受付してしまいます。
修繕見積もり依頼
この見積もり依頼を、面倒な作業に感じてらっしゃる方も多いのでは無いでしょうか。
ハウスメーカーやお決まりの工務店など、信頼できる業者さんがいる方はスムーズに見積もり依頼ができると思います。しかし、私の実家の田舎では、「見積もりをお願いする=工事を必ずお願いする」という風習が根強く残っている町で、加えて、あちらの知り合いの業者に頼むと、こちらの知り合いの業者が機嫌を悪くする、どちらを選択しても地獄、というややこしい状況でした。普段の私は、一括見積もりサイトなどを活用して、複数の業者から見積もりを取得し、やりとりでの対応や見積もり金額に納得がいく業者を選択するのですが、私の実家はエリア外だと断られてしまいました。しかも、台風のような被害エリアが広範囲な場合、業者に見積もり依頼が殺到し、見にきてもらうだけでも数週間、実際に修理をしてもらうまでに半年、という状況でした。結局、今回は遠い親戚にあたる人が修繕できるとのことで、その人に見積もりをお願いしました。
罹災証明の取得
忘れないうちに取得しておくことをオススメするのが「罹災証明」です。
大規模な自然災害の場合、国や県、市町村で被災者支援制度を実施するケースがあります。(千葉市の例)
このような制度は、予算に達すると終了したりするため、市町村のHPなど注意深く見ておかないと、気づいた時には終了、ということになりがちです。この時に罹災証明が必要となります。罹災証明は、一定期間を超えると、取得できなくなる場合があります。(大阪市の例)
制度を調べる
他にも、大規模自然災害になればなるほど、被災者支援制度が設けられるケースがあります。「台風 被災者支援 〇〇市」などのキーワードで検索すると、ヒットすることが多いです。この時に注意が必要なのが、このような支援制度を活用する際、先に修繕工事を済ませてしまうと補助を受けられないケースが多いです。一般的に、「補助申請→申請合格→工事着手→工事完了申請→補助金振込み」のように、補助金などは申請後の工事着手が条件になっていることが多いです。制度を利用する場合は、必ず制度の担当者に確認するようにしましょう。
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