この記事は、
火災保険申請について知りたい人 火災保険申請代行を検討している人 火災保険の無料調査を検討している人
そんな方に向けて書いた記事です。
「本記事の内容」
1.火災保険で給付金がもらえる、は本当か? 2.申請サポート・申請代行を実際に使ってみた 3.申請サポートは利用価値はアリか、ナシか
この記事を書いている私は、
自宅や実家、所有しているアパートなど火災保険を自分で申請して、
トータル1500万ほど火災保険の認定金を受け取りました。
すべて自分で申請していて、保険代理店は通さずに、直接 保険会社へ申請しました。そんな私が申請サポート・申請代行を実際に使ってみた体験談をお話します。
火災保険で給付金がもらえる、は本当か?
結論から言うと、火災保険で「給付金」というものはありません。
「保険金」が正解です。火災保険会社のHPで「給付金」という言葉は
見かけません。火災保険の制度を理解していない人に対して、
イメージしやすいように「給付金」という言葉を使っているのだと思います。
「給付金とは」とネットで検索すると、「受給要件を満たしていれば申請することで受け取れるもの」と出てきます。そういう意味では、火災保険で受け取る保険金も同じことが言えます。
細かい話をすると、火災保険という言葉自体も、大手損害保険会社のHPを見ると、
「個人用火災総合保険」や「住まいの保険」「ホームプロテクト総合保険」
といったように、火災のみでなく、様々な補償をカバーする、
住まいの「総合保険」というようなネーミングになっています。
このように、ネーミングによって、理解しやすくなる場合もあれば、
逆に勘違いしたりするケースもあるため、注意が必要かもしれません。
申請サポート・申請代行を実際に使ってみた
ネット上で、火災保険申請サポートは「怪しい、詐欺だ、違法、」といった
言葉を目にします。
私も申請サポートについて調べたり、知り合いの弁護士に聞いてみたところ、
顧客に代わっって、交渉したりするのは弁護士でないと出来ないようですが、ただ、申請のサポート(お手伝い)であれば可能なのでは、とのことなので、過去に一度だけ申請サポートを利用したことがあります。
正直、かなり半信半疑でしたが、結果的には、私が自分で申請して認定に出来なかったものが、申請サポート業者を利用したことで認定になりました。
どんなケースだったかお話しすると、地震保険の申請をした時でした。
私は、このブログでも書いているように、ずっと自分で申請し、認定をとってきました。ところが、遠方にあるアパートの地震保険を申請した際、壁にクラックがあるにもかかわらず、現地で立ち会いを行った損害保険鑑定人は、「一部損にも満たない」という回答でした。仕方ないのかな・・・と思いつつ、モヤモヤした感情が残っていたので、ダメ元で申請サポート業者に依頼してみることにしたのです。
ちなみに、地震保険は火災保険と異なり、修繕費の見積もり金額が支払われるのはなく、被害のランクによって支払い額が決まります。
被害ランクが「一部損・小半損・大半損・全損」の4ランクあり、
(2017年1月1日より古い契約では、一部損・半損・全損の3ランク)
一部損だと、地震保険加入金額の5%小半損だと30%、大半損だと60%、全損だと100%支払われます。仮に、地震保険の加入金額が1000万の場合、一部損だと50万が保険金として支払われることになります。
それで、1度目の立会いは自分で行ったのですが、2度目の立会いは、仕事の都合もあり、全てサポート業者さん任せでお願いしました。サポート業者さんからは、2度目の立会いに望む前に、1回目の立会いの鑑定結果の書面を保険会社から取り寄せて欲しい、とリクエストされました。
早速、保険会社へリクエストして、もらった鑑定結果の用紙を見てみると「無責 各階を見て廻ったが被害はなかった」と書かれているだけでした。その用紙がこれです。
本当は私も一緒に立ち会って、どんな交渉をするのか、見てみたかったのですが、
残念ながらそれは出来ませんでした。ただ、結果的には自分一人で立会いして否認されたものが、サポート業者に依頼して認定になったので、それはそれで良かったかな、と思っています。
申請サポートは利用価値はアリか、ナシか
結論から言うと、私的には、「ケースバイケース」だと思いました。
私が利用したケースだと、地震による被害が軽微だったことで、
特に修繕工事を必要とする程の被害ではありませんでした。
もしこれが、保険で認定が下りたら修繕工事をサポート業者で必ずやらなければ
ならないとすると、お願いしてなかったと思います。
一方で、知識の無い顧客側が、圧倒的に有利な立場の保険会社・鑑定会社側と
交渉しなければならないのは理不尽だ、とも感じました。
◎自分で火災保険を申請してみよう、と思っている人は、こちらの記事もぜひ読んでみて下さい。
→火災保険を自分で申請する時の3つのポイント
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