この記事は、
火災保険申請を自分でやる人 自分で被害写真を撮りたい 申請をスムーズに通したい
そんな方に向けて書いた記事です。
「本記事の内容」
自分で写真撮影する時の3つの手順 写真へのコメントの付け方 写真撮影を修繕業者に依頼する際の注意点
この記事を書いている私は、
自宅や実家、所有しているアパートなど火災保険を自分で申請して、
トータル1500万ほど火災保険の認定金を受け取りました。
すべて自分で申請していて、保険代理店は通さずに、直接 保険会社へ申請しました。
そんな私が申請で提出する写真についてポイントを解説します。
1.自分で写真撮影する時の3つの手順
手順1:建物の全景から撮影
保険会社は、被害申請のあったあなたの建物をグーグルマップで確認しています。
ストリートビューで、あなたの建物の立地や外観、
そして、過去のストリートビューで昔からあった傷かどうか、
などチェックしています。(ストリートビューで自分の建物を見たことが無い人は、一度見てみると良いと思います)
ところが、火災保険証券に記載された所在地や申請書に記載された住所をグーグルマップで検索してもヒットしなかったり、間違った建物がヒットするケースがあります。
そのため、「私の建物はこれです!」と明確にするために、
建物の外観・表札などから撮影していきます。
手順2:被害箇所を意識した「引きと拡大」で撮影
初めて、被害写真を撮影する人の多くが陥りやすいミスとして、被害箇所の拡大写真ばかりを撮影してしまうことです。被害箇所を撮影する時は、
建物全体→外壁面全体→被害箇所→被害箇所拡大 もしくは、その逆、 被害箇所拡大→被害箇所→外壁面全体→建物全体
のような4段階もしくは3段階くらいで撮影しておくとわかりやすいです。立地条件によっては、後ろに下がれず、全体撮影が困難な場合もあると思います。可能な限りでかまいません。
手順3:撮影した写真を画像上で確認
私の経験上、肉眼で見るとわかりやすいキズや被害が、
写真で見るととても分かりづらい事があります。
日陰でキズが見づらかったり、被害を受けて曲がっている箇所が、写真だと曲がって見えなかったすることがあります。
撮影した被害箇所の写真は、被害の様子が写真でもわかるように撮影できているか、確認するようにしましょう。
手順1・2・3について解説しましたが、撮影の際は、くれぐれもケガしないように気をつけてください。撮影に一生懸命になっていると、無理な体勢で撮影してケガしたり、足を踏み外したり、車道にはみ出して引かれそうになったりすることがあります。安全第一で行いましょう。
2.写真へのコメントの付け方
他人が撮影した写真を見ると、
「これ、何を撮影したくて撮った写真なんだろう?」
となることがあります。
特に、写真では被害が確認しづらいケースや、
写真だと肉眼で見るよりも被害が軽微に見えるでは、
写真にコメントがあるか、ないか、で印象が変わります。
別記事にも書きましたが、写真で被害が確認しづらいと、
鑑定会社による現地確認が行われ、そうなると、
高い確率で、提出した見積もり額よりも被害の査定額が
低くなります。
被害状況がわかりやすい写真の提出は、これを防ぐ効果が
ありますので、少々面倒ですが、やる価値アリと私は思います。
実際に、写真にコメントを入れた例がこちら
(パワーポイントにて作成)
3.写真撮影を修繕業者に依頼する際の注意点
【注意点】 手順1(建物全景)・手順2(引きと拡大)の要領で、撮影して欲しいと伝える
普段から火災保険の申請をやっていない人からすると、
修繕見積もりを行う業者であれば、上記で書いたような
写真撮影は朝メシ前なのでは、と思うかもしれません。
しかし、私が過去に業者に写真撮影をお願いした経験からすると、上記のポイントを踏まえて撮影できる業者さんはごく少数で、圧倒的に多いのが、「写真が欲しいと頼まれたので、とりあえず撮りました」みたいな写真を撮る業者さんが多い印象です。少なくとも、写真にコメントをつけて提出された経験は一度もありません。
手順3のコメントまでお願いすると、かなり業者さんに嫌がられますので、そこは、
「写真を見て不明な点がある時は、連絡して良いですか?」
と伝え、業者さんの写真で「何の意図を持って撮られた写真なのか?」わからない時は、電話して確認し、自分でコメントを付け加えています。
少し手間ですが、こうすることで格段にスムーズに認定が得られる確率が上がります。チャレンジしてみましょう。
ここまで、火災保険を自分で申請する時に必要な写真の撮り方のコツについて解説しました。
コメント