この記事は、
火災保険申請を自分でやってみたい どんなケースで火災保険が利用できるか、知りたい 少しでも高額で認定を得たい
そんな方に向けて書いた記事です。
「本記事の内容」
1.火災保険が活用できる7つのケース 2.私が経験した実際の事例 3.火災保険と火災共済の違い
この記事を書いている私は、
自宅や実家、所有しているアパートなど火災保険を自分で申請して、トータル1500万ほど火災保険の認定金を受け取りました。すべて自分で申請していて、保険代理店は通さずに、直接 保険会社へ申請しました。そんな私が火災保険を活用できるケースを解説します。
火災保険が活用できる7つのケース
1:火災
2:落雷・ガス爆発など
3:強風・雪・雹(ひょう)による被害
4:水災(台風・集中豪雨など)
5:水ぬれ(給排水設備の事故による)
6:盗難(ガラスを割られるなど)
7:汚損・破損・突発的な事故など
たくさんありますが、全ての補償をつけている人もいれば、
料金を安くするために最低限しか補償をつけていない人もいます。
先ずは、火災保険証券を確認して、どんな補償がついているか、を
知ることが大切です。
この中で、私がまだ申請したことの無い項目は、
1:火災と6:盗難 の2つです。
それ以外の項目では、申請して認定を受けたことがあります。
ただ、言葉だけで書かれても、具体的にどんなケースがこれらに当てはまるのか、イメージが湧かないと思いますので、事例で紹介したいと思います。
私が経験した実際の事例
【落雷】
所有しているアパートで突然TVが映らなくなったと、連絡がありました。話を聞くと、その日は雷が激しかったとのこと。雷が近くに落ちると、雷サージといって、過電流・過電圧が発生することがあるらしく、その影響でTVのブースターが壊れてしまいました。この時の修理費用を火災保険でカバーしました。
【強風・雹(ひょう)】
補償の中で最も活用頻度が多いのが強風です。過去の台風で、実家の瓦が飛んだり、アパートの屋根の防水シートが台風で飛んできた物で傷つき、更に風でめくれて大きな被害に発展したケースがありました。また雹の影響でカーポートのプラスチック製の屋根がわれたりした時も火災保険を申請しました。
【水災】
実家が道路よりも少し低い位置に建っているため、大雨の時に浸水被害がありました。両親は火災保険の内容を理解していたいため、被害が発生した時の写真などはありませんでしたが、浸水したドロ水の跡が壁に残っていたので、メジャーと一緒に何センチ浸水被害があったかを写真に撮って申請しました。
水災は、一般的な支払い要件として、
○床上浸水または、地盤面から45センチを超えた浸水
とあります。実際に浸水被害があった場合、不安や後片付けのことが先になり、「火災保険のために写真をとっておこう」といった余裕がない状態です。
片付けを始める前に、数枚でも写真や動画を残しておくことを忘れずに。
【水ぬれ】
「水災と水ぬれ」言葉が似ているので、違いがわかりづらいですね。
水ぬれ被害で実際にあった事例として、アパートでメーターボックスにある水道メーター近くの水道管が破裂し、大量の水が吹き出して、下の階の部屋が水浸しになる被害がありました。このように、メーターボックスや天井裏にある水道管・排水管など事故が発生して、建物や部屋に被害が発生した場合に利用できます。
ただし、壊れた給排水設備の修理費用そのものは対象外で、被害を受けた部屋の内装復旧工事費用が補償されました。
【汚損・破損・突発的な事故など】
この補償は、強風と並んで最も私の中で利用頻度の高い補償なのですが、周りの知人に聞くと、ほとんどの人がこの補償をつけていません。火災保険に加入する際に、代理店や銀行任せで見積もりしてもらった人はこの補償をつけていないケースが多いです。この補償は、簡単にいうと「うっかり事故」を補償してくれるものです。
例えば、
「掃除中にうっかり壁にものをぶつけて壁を壊した」
「子供がボールを投げて窓ガラスを割った」などです。
ただ、免責がついていると、その免責金額以上の被害額でないと申請できません。もしこの補償をつけるなら、限りなく免責金額は低くしておくことをオススメします。
火災保険と火災共済の違い
周りの知人に火災保険に加入しているか、聞いてみると、
「加入しているよ!」と言うので、証券を見せてもらうと、
火災保険ではなく、火災共済だったりすることがあります。
民間の火災保険と火災共済では、補償内容が全然異なります。
火災共済(都道府県民共済や市民共済、勤務先共済)は、
今まで書いてきた様な実際の被害額を補償する内容ではなく、
「お見舞金」が支払われる内容になっています。
例えば、都道府県民共済で強風による被害を受けた場合、
修繕見積もりが100万を超えているとします。
この被害額を共済が認定したとして、共済加入金額が1000万だとすると、受け取れるお見舞金は加入額の3%、すなわち30万になります。
修繕見積もりが100万で、共済お見舞金が30万なので、残り70万は手出しとなります。
保険や共済に全く加入していないよりは、いくらかの補償が受けられるのは
良いことですが、補償内容を理解していないと、いざという時に困ってしまいます。
もし、共済から民間の火災保険に切り替えたい人や、この先3・4年のうちに火災保険の更新がくる人は、一度、火災保険の見積もりをとってみると良いと思います。火災保険は残念ながら、異常気象による災害が多くなったせいで、年々制度内容が改悪されています。早めに切り替えることで、よりよい補償内容で加入することができます。
しかし、掛け金が決してやすいものではないので、私の場合、火災保険の契約期間を10年や5年と長めに設定し、保険料の支払いを年払いの分割にしています。
火災保険の見積もりに興味がある方は、参考までに一括見積もり依頼のサイトをご紹介しておきます。
見積もりする時のコツとしては、見積もり時は、なるべく多くの補償を選択しておきます。そして、出来上がった見積もりを見ながら、どの補償の保険料が高いのか、見てみた上で、その補償を「つける・つけない」を選択しています。ご参考まで。
コメント