今回の台風は、私の実家のエリアがもろに
暴風域に入っており、かつ大雨が続いているので、
大きな被害が心配されています。
被害が出ないことを願っています。
こんな時は、心配ばかりしていても、
気が滅入るだけなので「歴史から学ぶ」
という意味で、令和元年に発生した
大型台風15号+19号の事例を振り返ってみます。
この台風の象徴的な被害が
ゴルフ練習場の鉄塔倒壊です。
(国交省 現地調査報告書より)
強風で、こんなゴツい鉄塔が倒れるのか?
と目を疑いました。
その後、ゴルフ練習場は更地となり、
現在は、ドラッグストアになっています。
(Googleストリートビューより)
この台風は、その後被害の大きさから
激甚災害(げきじんさいがい)に指定されました。
では、この激甚災害に指定されると、
何がどうなるのかでしょうか?
様々な被災者支援事業がスタートします。
例えば、中小企業・個人事業者に対して、
セーフティネット4号が適用され、
通常とは別枠の災害関連保証で融資が受けられます。
激甚災害の対象地域の事業所が災害により
休業した場合、休業により賃金が出ない人に
基本手当が支給されます。
また、ひとり親家庭に対し、生活資金や住宅資金など
福祉的な貸付がなされます。
他にも、色々な支援事業がなされます。
(多すぎて、何がなんだかわかりませんが)
私自身も、この時、所有していた建物が
台風で被害を受けたため、罹災証明を取得し、
こちらの補助事業を活用しました。
一般的に、補助事業では、パソコンなどは
他の用途に転用しやすい、との理由から
補助対象にならないケースが多いのですが、
この時は、台風で事務所内の様々な事務用品
なども被害を受けた事業者が多かったのか、
パソコン等も補助の対象になりました。
このように、大きな災害が発生すると、
たくさんの被災者支援事業・補助事業が
スタートすることがあります。
しかし、補助事業などは、申込み締め切りが
早期の日程で設定されることも多く、
「気がついたら終わっていた・・・」
ということになりやすいです。
「激甚災害」というキーワードが出たら、
すぐに使える制度を調べてみるようにしましょう。
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